2007年02月08日
男性型脱毛症 メカニズムの研究進む

 男性型脱毛症(AGA)は思春期以降の男性に特有な脱毛症で、加齢とともに前頭部の生え際と頭頂部の脱毛が目立つようになり、地肌が透けてみえる一種の加齢現象です。

アメリカでの研究によると、男性で薄毛に悩む人の9割以上がAGAらしいです。

 人間の頭髪にはヘアサイクルというものがあって、成長期と休止期を繰り返しています。成長期は長く、3〜5年くらい成長を続けます。成長期が終わると毛は頭から脱落し、休止期に入り、しばらくすると再度成長を始めます。正常の頭髪ではこの周期が一本一本の毛でばらばらなので、一定の毛量を保ちながら全体としては伸び続けているように見えるのです。

正常な頭髪の成長期は3〜5年もあるんですね。

 しかし、男性では男性ホルモンの作用で前頭部と頭頂部のヘアサイクルが短くなる傾向があります。つまり、少し伸びては抜けてしまうために、短くて細いうぶ毛のような毛の割合が増えていくので地肌が透けてみえるようになるわけです。

前頭部や頭頂部の毛が細くなってきたら要注意。

 このAGAの詳しいメカニズムもかなり研究が進んでいて、男性ホルモンの中でもジヒドロテストステロンという活性の高いホルモンが前頭部や頭頂部に作用すると、ヘアサイクルが短くなることがわかりました。また、この男性ホルモンを作る酵素が前頭部や頭頂部では多いことも知られています。近年この酵素の働きを抑えることによって治療に応用することが可能になってきました。

酵素の抑制にはプロペシアやノコギリヤシエキスが用いられます。プロペシアは副作用や初期脱毛のリスクも指摘されていますが、現在、男性型脱毛症(AGA)の対策として最も有効な手段です。